11/10/24 17:51:45.28 ydsopxSO0
★国を憂い、われとわが身を甘やかすの記 イザ!2011/10/19
URLリンク(abirur.iza.ne.jp)
阿比留瑠比 (産経新聞政治部記者)
物事をあまり単純化するのはよくありませんが、TPPについて
TPPに一定の賛意や理解を示すと、よく「米国のポチ」であるとか、米国に取
り込まれるという批判を受けます。まるで「踏み絵」のようで、なんだかなあ
と感じているのです。ただ、相手がある外交では常に最善は望めず、次善、さ
らにその次であっても選ばないといけないときがあると思います。
私が特に関心を覚えることの一つが、これが対中国の政策であるという点です。
中国とどう向き合うかは、これからの世界で最も大きな課題の一つだと考えま
す。その中で米国にしてみれば、これからますます台頭していく中国に対し、
日本や東南アジアを巻き込む形で牽制、対抗していこうという動きがTPPでもあ
るわけです。で、これは日本にとってどうでしょうか。
現に、中国は表向きははっきりと言いませんが、日本の政界にはかなりTPP反対
の働きかけをしているようです。先日は官邸にも中国の公使が目的も明かさずに
来ていました。中国大使館関係者があちこちに出没していると聞きます。
また、TPPに反対・慎重論を展開している政治家(これもいろいろですが)の中に、
東アジア共同体が必然だといまだに言っている鳩山由紀夫元首相ら親中派グルー
プがいることを思うと、TPPにただ反対することは、中国を利することでもある
のだろうなと愚考します。