11/10/22 22:08:10.45 0
帝産湖南交通(草津市)が大津市内で運行する路線バスで、車いすの乗客男性(44)=京都市右京区=が
下車時に転倒し同社に抗議したところ、9月から乗車を拒否されていることが21日までに分かった。
同社は「乗降時の安全が確保できないため」としているが、障害者団体からは
「乗務員のわずかな介助があれば問題ないはず」という声も上がっている。
男性は7月29日に上稲津~石山駅バス停まで乗車し、下車時にバスのスロープで脱輪し転倒。
男性が「乗務員がしっかり支えていなかった」と営業所に抗議したところ、後日、
同社から車いすでの乗車を拒否する通知が届いた。9月5日にも同区間を
利用しようとしたが運転手に乗車拒否され、現在も利用できない状態が続いている。
同社はJR石山~栗東の5駅を起点に路線バスを運行し、このうち石山、瀬田、南草津の
3駅からの路線は出入口の段差を解消したノンステップバスなどを走らせている。
同社は「石山駅路線で車いすによる乗車は男性が初めてだった。同路線は道路の幅が狭く、
バスポケット(専用停車所)がないバス停では安全が確保できないと判断した」と説明している。
近畿運輸局自動車交通部旅客第1課は「ノンステップバスであれば車いすの利用について
乗務員に研修した上で極力対応すべき」としており、同社が道路運送法違反に該当するか調査中という。
公共交通機関のバリアフリー化を目指すパーフェクトバスを走らせる会(京都市南区)の
宮川泰三代表は「車いす障害者の社会参加の機会を奪う不当な乗車拒否。
安全に乗降できるよう社員への研修を徹底すべきだ」と話している。
【 2011年10月22日 09時25分 】
URLリンク(www.kyoto-np.co.jp)