11/10/22 20:01:41.16 0+ltdkUN0
>>938
>>このような重要なことは時間かけてやろうな
仰ることは御尤もです。
しかし日本の為政者には、過去において、外交交渉内容が知れ渡り、
民心が動揺することで外交交渉が不調に終わり、その結果、その後の
歴史が変化してしまい、最終的に多くの民の生命財産を失ってしまった
つらい経験があります。
具体的には日露戦争の後の和平協定が戦勝気分の日本人一般の
憤懣を爆発させる事態(日比谷焼き討ち事件)を起こし、それが原因して、
日露戦争の和平を取り持ってくれたアメリカが提案したハリマン協定
(満州共同開拓計画)を一旦承諾しながら破棄するという外交的失策を
してしまいました。
それが元でアメリカは大日本帝国を最終的には滅ぼさなければならない
敵であるとする計画(オレンジ計画)をひそかに進め、1945年の大日本帝国
の崩壊へと至ったのです。
もし仮にハリマン協定が締結され、満州の共同開発がなっていたならば
大東亜戦争は起こりえなかったであろうし、中国の共産化も防げたかもしれないし、
今現在の巨大化した共産中華帝国の誕生を阻止できたかもしれないのです。
民心の意向に従うのが民主主義だとするのはそのとおりですが、往々にして、
民心の意向とは、大局を見ておらず、思慮分別を欠き、結果に対して無責任であり、
それに従うことが多くの民の生命財産を奪う結果となってしまうことがあるのです。
外交交渉内容は当初すべてを開示することは無いのであって、自分達の選んだ
政府を信頼して、成り行きを見守ってゆくことが必要なときもあるのです。