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幕末から明治にかけて活躍した全国の先人を慰霊する下関市長府川端の万骨塔に20日、
東京帝国大学(現東京大学)の総長などを務めた会津藩の白虎隊士、山川健次郎(1854~
1931年)の霊石(れいせき)が新たに加わった。
山川は、長州藩士の楢崎頼三に命を救われて養育されたと言い伝えられる白虎隊士、飯沼
貞吉のいとこ。長府藩士の乃木希典を尊敬し、少年期には長州藩士の奥平謙輔に養育される
など長州との関わりが深いことなどから実現した。
霊石は縦40センチ、横35センチで、貞吉ら白虎隊士19人の名が刻まれた霊石「会津白虎隊
士霊位」のそばに設置。長州藩にゆかりが深い2人を並べて安置しようと、貞吉の孫で白虎隊の
会(東京都)事務局長の飯沼一元さん(68)と、長府博物館友の会の金田満男会長が発案した。
除幕のあと平和祈念祭もあり、関係者ら約90人が出席。山川のひ孫で東京大学教授の木下健
さん(62)も訪れ「山川は乃木さんと奥平さんを尊敬していた。この地に安置できて感謝している」と
感慨深げに語った。
飯沼事務局長は「戊辰戦争で敗れた会津には長州に対する怨念が残っている不幸な状態だが、
会津が生んだ逸材を安置してもらいありがたい」。白虎隊の会下関支部の吉井克也支部長は
「この万骨塔が会津と長州の友好の発信基地になれば」と話していた。
ソース 山口新聞 2011年10月21日
URLリンク(www.minato-yamaguchi.co.jp)
新たに加わった山川健次郎の霊石の前で記念撮影に応じる(左から)木下健さん、金田満男会長、飯沼一元事務局長
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