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そんな日本の新聞
日本と韓国―かけがえのない隣人だ
就任から日の浅い野田首相と玄葉外相が、国際会議を除く初めての外国訪問先として、そろって韓国を選んだ。
かけがえのない隣人同士であり、日本は韓国を重く見ている。
そんなメッセージを送ることができたのはよかった。
今度は李大統領にできるだけ早く日本に来てもらいたい。
日本と韓国はいま、ライバルであるとともに、世界的な課題にともに取り組む間柄になっている。
こうした課題にのぞむにあたって、ことに日本には、スピード感が求められよう。
たとえば植民統治時代に日本に持ってきた朝鮮王朝の図書を今回、韓国政府に引き渡したのはいいが、
本来なら、「韓国併合100年」の節目だった昨年に渡しておけば、もっと喜ばれていたはずだ。
従軍慰安婦への個人補償の問題がいま改めて出ている。
韓国政府は日本に協議を求め、日本政府は1965年の日韓協定で解決したとして拒んでいる。
ただ慰安婦などの問題は90年代あたりから浮上した。
「65年時点ですべて解決済み」と単純に言いにくい側面があるのも事実だ。
時代は賢い日韓の連携をますます求めている。
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