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[17日 ロイター]
学術誌「メノポーズ(更年期)」に掲載された研究で、喫煙する女性はそうでない
女性よりも更年期の始まる時期が約1年間早まる可能性があることが分かった。
米国、ポーランド、トルコ、イランの女性計約6000人を対象にした過去の複数の
調査をまとめた研究で明らかになった。
それによると、非喫煙者の女性の更年期開始年齢は調査全体の平均で46─51歳。
一方喫煙する女性の更年期開始年齢は平均で43─50歳と2つの調査を除いて
非喫煙者よりも若かった。
調査をまとめた香港大学のVolodymyr Dvornyk氏は、「喫煙と早期の更年期開始の
関係性が一段と明らかに示された。女性の禁煙を促す新たな証拠だ」と述べた。
今回の調査には関わっていないが、米コロンビア大学メイルマン公衆衛生大学院の疫学者、
ジェニー・クライン氏は、喫煙が更年期を早める可能性について考えられる理由は2つ
あると指摘する。まず喫煙が女性の体に作用し女性ホルモンであるエストロゲンの生成や
分泌に影響を与える可能性があること、そして、一部の研究者の見解として、たばこに
含まれる成分が卵子を傷つける可能性があることを挙げた。
クライン氏はまた、更年期の始まりにはアルコールの摂取や体重、出産経験の有無なども
影響する要素と指摘し、今回の調査では、喫煙以外の項目では結果にばらつきがあったと述べた。
Dvornyk氏らによる研究では、女性の喫煙期間や頻度についての情報はなく、喫煙が
どのようにして早期の更年期開始につながるのかは分かっていない。また調査対象の女性の
生活習慣や健康状態も把握できていないことから、調査チームでは、調査結果は喫煙と
更年期を明確に関連付けるには至っていないとしている。
ソース:URLリンク(jp.reuters.com)