11/10/18 18:35:03.87 0
(前略)福島第一原発に近い地域の住民の不安や不信感は、当然のことながらピークに
達しており、10月8日に福島市渡利地区の渡利小学校の体育館で開催された、国による
周辺住民のための放射線量調査説明会では、激しい怒号が飛び交った。
「年間20ミリシーベルトまでなら絶対安全だと、誰が決めた! 専門家でもないのに、
わかったような口をきくな、このバカタレ!」「計測器の針が振りきれる、10マイクロ
シーベルト超のホットスポットがあちこちにあるんだよ!」
この渡利・小倉寺地区には、国が避難の目安とする年間線量20ミリシーベルトを超えかねない
地点がいくつも存在する。参加者のひとりの菅野和敏さん(47歳)が次のように訴える。
「自宅前にある市道の側溝が20マイクロシーベルトもあるんです。家の壁や周りを高圧
洗浄したのに、庭の芝生も3、2階の子ども部屋でも0.8~1もあります」
渡利地区の住民は、税の減免や避難費用の賠償などが受けられる「特定非難勧奨地点」の
指定を求めた。しかし、説明会に訪れた国の担当者は、指定よりも除染作業を優先させる方針を
強調し、次のように繰り返すばかりだった。「渡利地区には年間20ミリシーベルトを超えるような
地点はない。このまま渡利にお住まいいただいてもかまわない。子供さんもそうです。皆さんの
お怒りはわかるが、国の制度ではそうなっています」(現地対策本部・佐藤暁氏)
同席した福島市職員も「避難の指定は国がするもの。市がどうとかこうとか、口を挟める
ものではない」(富田光政策部長)。
>>2以降に続く
ソース:URLリンク(wpb.shueisha.co.jp)