11/10/17 15:47:00.76 0
九州電力の「やらせメール」問題で、第三者委員会で委員長を務めた郷原信郎弁護士が17日、
佐賀県議会原子力安全対策等特別委員会に参考人として出席した。
郷原氏は、第三者委の調査の過程で古川康知事に電話し、6月に知事と面談した九電幹部作成の
メモを読み上げたところ、知事は「どんな説明をしても辞任は避けられませんね。公表はいつ
頃されるのですか」と発言したことを明らかにした。
また、郷原氏によると、九電側と知事との面談の事実を知り、委員長就任前日の7月26日夜、
福岡市内で古川知事と会談し、知事に辞任を促したという。特別委で郷原氏は「色々な事実が出て来て
問題にされる前に辞める方がいいのではないかと考え、個人的な立場からアドバイスした」と語った。
知事は「どういう理由で辞任したらいいかわからない」と答えたという。
辞任を促すことは、真部利応(としお)社長にも事前に文書などで伝えていたといい、郷原氏は
「(辞任が)ベストの選択だという認識を(真部社長と)共有していたと思う」と述べた。
また、九電幹部と面談した際の知事発言がやらせの発端になったと認定した理由について、
「知事の発言があったからメモが作られ、それに応じて行動があった。これを、社会的には発言が
発端と言う」と述べた。発言ではなく九電幹部が作成したメモが発端になったとする九電側の主張を
「論理破綻している」と批判した。
第三者委は2005年の県主催プルサーマル公開討論会での九電による仕込み質問や動員は、県サイドの
意向に沿って行われたと認定した。これに関して、郷原氏は「露骨な妨害行為で、県側、知事側は
抗議すべきだ」と述べ、県が関与を否定するなら九電に厳しい対応を取るべきとの考えを示した。
特別委に郷原氏が出席するのは初めて。県議3人と郷原氏の質疑が行われる。
(2011年10月17日14時02分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)