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★海底生物、予想以上の濃度も=福島沖、規制値は大幅に下回る-放射性セシウム
東京電力福島第1原発事故を受け、東京海洋大が7月上旬、練習船「海鷹丸」で福島県沖の
生物を緊急調査した結果が15日、日本海洋学会などが開いたシンポジウムで公表された。
石丸隆同大教授によると、魚の餌となるオキアミなどに含まれる放射性セシウムは国の食品
暫定規制値の1キロ500ベクレルより大幅に低かったが、予想を上回るケースもあった。
同大は17日から25日まで、別の練習船で2回目の調査を実施。放射性物質が食物連鎖で
どのように移行、蓄積されるかの解明を目指す。
7月の調査では、エビ類の「ツノナシオキアミ」に含まれる放射性セシウムは、1キロ当たり
6.3ベクレルだった。食物連鎖の上位に位置するスズキなどの魚では、約10倍の
同70ベクレル程度に上る可能性がある。
ゴカイは同34.7ベクレルだったが、カレイがよく食べるクモヒトデは同136.8ベクレルと
予想以上だった。海底に落ちた他の生物の死骸などを食べ、蓄積されたと考えられる。
▽ソース:時事通信 2011/10/15-22:34
URLリンク(www.jiji.com)
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