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デザインの進め方
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■その他には何か動いていますか。
今、誰にも話していないものをやっています。それは来年の6月に完成します。東大の教授の松村
(秀一)さん、内田先生の門下生で構法の先生です。それから早稲田大学の輿石(直幸)さんといっ
て材料系の先生とで、今、土を研究しています。土造。土構造です。
■土構造はどうするのですか。
やはりメイソンリーですね。
■それは楽しみですね。
研究会をつくって、今、実験をやっていて、リーダーは松村さんです。松村さんと話した時に「最近、
山下は何に興味がある」と言われて、「土と光合成に興味があります」と(笑)。
■そういう言うと、みんながコラボでやってくれるのですか。すごいですね。
これは世界に日本の知恵を発信するものとして、土構造をやりたいと思いました。
■アドベーのような土の建築のあるアフリカや中近東にはいいですね。ヴァナキュラーな感じで合いますね。
材料は向こうにあるもので、要はアイディアを渡すと。普通、向こうでは日干しレンガ(アドベー)で
つくるんですけれど、やはり弱いので、そこをこうやってつくると、強度が増すよという知恵を彼ら
に渡すために、日本で1個つくろうと思っています。プランは勾玉なんです。勾玉が好きなんです。
日本のRは勾玉だと思っているんです。
■土ですと…。
壁圧は600ミリくらいです。構造としては400ミリです。レゴブロックのようになっていて、はめ込んでいきます。
防水を考えなければいけないので、ダブル・ウォールにしています。
■非常にセンセーショナルですね。
久住章さんの息子の久住有生さんに、このプロジェクトに入ってもらってサポートしてもらっています。
研究者だけではわからないので、やはり土の専門家に入ってほしいのです。僕も設計者でわからない
ことがいっぱいあるんです。