11/10/14 03:11:58.01 fFVZc3wz0
>>908
DNAへのダメージというのは、ようはDNAが保持している情報が欠落するということ。
パソコンのファイルが部分的に壊れたのを想像してみればいい。
欠落した情報は復元できないだろ?そこに何が書いてあったか分からないんだから。
だからそういう細胞はまるごと死滅させるしかない。
下手に生き延びられて癌化されるぐらいなら、細胞の一つぐらい死んでも
人体に影響ないからな。癌になって増殖さらたらえらいこと。
だから細胞は情報が壊れているとコピーの時にそれを検知して、
コピーをやめる。つまりそれ以上増えなくさせる。
しかしそもそも壊れているかどうかを正常に判断できるかは、確率的な問題でしかない。
パソコンのデータも同じだよ。パリティとかチェックサムとかCRCという言葉を
聞いたことないか?これらはデータが壊れてないかをチェックするための情報だ。
しかし検出率は100%じゃない。壊れてても正常と判断してしまう確率がゼロではない。
DNAも同じ。おかしなデータだ、壊れている、と分かればコピーをやめることができる。
しかしわからないケースもあるんだよ。そうすると異常な情報をそのままコピーしてしまう。
なおかつその異常の部分が増殖をコントロールする部分で、
無限に増殖してしまうようなものだと、癌になるわけ。
で、例のブルーバックスの著者は、そういうことを避けて、それ以外の部分ばかり説明している。
本質的な部分ではなく、あまり重要でない部分ばかり説明することで、
読者をミスリードしているわけ。