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東京電力は8日、福島第一原子力発電所1号機の格納容器につながる配管から高濃度の水素を抜く作業を行ったが、
濃度が目標の「1%未満」まで下がらなかったと発表した。
配管内に窒素を入れて水素を押し出す作業の結果、約63%だった配管内の水素濃度は0・1%以下に下がった。
しかし、1~2時間後に最高3・9%まで再上昇した。水素が依然、配管内に残っているとみられ、東電は9日も同様の
作業を行うとしている。
この配管には、格納容器内のガスに含まれる放射性物質をフィルターで除去する「ガス管理システム」を新設する予定。
水素濃度が高いと、設置作業中に爆発する恐れがある。
(2011年10月8日22時27分 読売新聞)
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