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小浜市議会が6月に可決した「原発からの脱却を求める意見書」をめぐる市議の発言が、波紋を呼んでいる。
9月議会で松崎圭一郎議員(自民)はと批判し、これを不穏当として同議会初の
懲罰特別委員会が5日設けられた。「表現が配慮に欠けた」と、今議会で述べた議員もいる。
松崎議員は9月16日の一般質問で、意見書について「市民から、なぜ全会一致で『脱』なのか、問う意見が
寄せられている。原発を悪者視すれば日本経済が衰退することは明らかだ」と述べた。8月の嶺南市町議長会で
意見書と同内容の議案が不採択とされたことを念頭に、「近隣市町からも賛同を得られなかった」と批判した。
この間、保守系会派の3人が退席した。
池尾正彦議長はこの後、「不穏当発言があったと思われるので、調査のうえしかるべき措置をします」と発言。
以降、松崎議員に、文書と口頭で発言を自ら取り消すよう説得を繰り返したが、拒まれた。そこで、9月議会最終日の5日、
3議員が「議長の発言取り消し命令を拒否したことは、秩序を守るべき議員の職責に反する」と懲罰動議を提案。
懲罰特別委(10委員)の設置が決まった。閉会中の7日以降に審議する。
池尾議長は「皆で可決したのを今になって批判するのは、賛成した各議員を冒涜(ぼうとく)するもので、
表現も問題だ。市の施策を問うのが本来の一般質問、その点でもおかしい」と憤る。
これに対し、松崎議員は「意見書案が6月議会開会直前に示され、十分な議論もしないまま賛成した点は自戒している。
今回の一般質問は自信を持って言ったこと。議場での自由な発言は守られるべきで、場合によっては行政訴訟も辞さない」と
反論している。
1期目の保守系議員も一般質問で意見書の内容に疑義を唱えた。「『脱』が反原発ととらえられがちだ。若狭地方の住民が
経済・雇用で原発に依存する現実を考慮に入れた表現にした方が良かった」と述べた。
市議会18人の構成は、保守系の「市政改革クラブ」が9人、保守系1期目の議員でつくる「新和会」が4人、民主、自民、
公明、共産、無所属が各1人。(土岐直彦)
asahi.com:「脱」脱原発発言の議員、懲罰委に-マイタウン福井
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