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【ニューヨーク=吉形祐司】米ニューヨークのウォール街の近くで連日行われているデモに参加している若者たちの熱気は、
1日、市警によって大量の逮捕者が出た後も、衰える気配がない。
「ウォール街を占拠せよ」をスローガンにしたデモは、改善の兆しが見えない暮らしに対する若者たちの不満を背景にしており、
政治にも波紋を広げ始めている。
「ウォール街、占拠」。男性の音頭で大合唱が起こる。ウォール街から約100メートルにあるズコッティ公園は、
千人を超える若者であふれている。9月16日以降、2週間以上、ここで毎日集会を開き、街に繰り出している。
配布されるパンフレットには「私たちは99%」とあり、ごく少数の富裕層に対する敵意をむき出しにしている。参加者たちは、
ウォール街を貧富の格差を作り出す米国経済の象徴とみなしている。サム・ウッドさん(21)は「大学に行く資金もなく失業中。
大企業にもっと税金を払わせるべきだ。変革が訪れるまで、この場を離れない」と息巻いた。
1日は、デモ隊が観光名所でもあるブルックリン橋に集結した。市警は、交通を妨害したとして逮捕に踏み切ったという。
それでも逮捕された人々は数時間後に釈放された。
米国で、政治デモは日常茶飯事だが、組織的な背景のない若者たちの自発的なデモはまれだ。
今回は簡易投稿サイト「ツイッター」などを通じて拡大している。失業率が9%に高止まりし、閉塞感が漂う中、
「金持ち」敵視の主張が支持を広げ、全国から来た参加者は公園に寝泊まりしている。毎日「総会」を開き、
各「委員会」が食事や医療を担当するなど組織化も進んでいる。
読売新聞 10月2日(日)23時38分
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