11/10/05 23:15:26.43 ZHH3tuFw0
興味深い記事を発見した。
ドイツ銀行がこのたび、韓国の裁判所が同行の一部資産の差し押さえを命じたことに対して、不服の申し立てを行っ
たという報道だ。
やはりユーロ諸国も金融危機前は、韓国にも投機的な資金を投げ込んでいたということだ。
今回ドイツ銀が資金を回収しようという時期に、その阻止を狙って、韓国の裁判所が凍結を発動したというものだろう。
これにより同銀は一時的にも資金の回収が不能に陥った。
ドイツは日本と同じくモノ作り大国であるが、実は世界に対してかなりの高レバレッジを賭けて金融投機を行っていた。
その狂気な投機姿勢は、あの英国や米国をも圧倒していたのだ。
米国が12倍、英国が24倍に対し、ドイツは52倍だったという。
もちろんスイスやフランス以上の倍率で賭けていた。
日本人からの感覚でいえば、ドイツらしからぬ姿勢だという印象だ。
現在進行中のユーロ危機によって、通貨安が一層進んだこともあり、今回の回収に動いていったに違いない。
そして欧州では目下、ストレステストが実施されていることもあって、経営の改善を示すためにも、投機先からの資
金回収が急務だったのだろう。
その証拠にドイツはさっそく、一部の銀行でのストレステスト実施をやらないという発言まで出てくる始末。
どうやらドイツ州立銀行の不良債権額は天文学的な数字らしい。
さてユーロ危機再熱と、米国経済の悪化が進んでいくにつれ、円高が一層進んでいるが、これは韓国にとって悪夢
だ。1997年末のIMF支援が再び帰ってきそうな気配である。
当時はわずか40億ドル程度の外貨準備しかなかった。
しかし預金の少ない国民からの資金調達などできず、国債の発行は不能。
日本や欧米からの借入要請もことごとく失敗し、ついに570億ドルという、IMF史上最高(悪)額の融資を受けたのだ。