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米ニューヨーク・ウォール街付近で続く、経済格差への抗議運動「オキュパイ・ウォールストリート(ウォール街を占拠せよ)」を
7月にネット上で呼びかけた主唱者、カナダの非営利雑誌「アドバスターズ」(本部・バンクーバー)の創設者兼編集長の
カレ・ラースン氏(69)が3日、毎日新聞の電話インタビューに応じた。ラースン氏は、行き過ぎた資本主義を警告するためだった
との動機を語る一方で、運動の広がりに「予想以上の規模となった」と驚きを隠さなかった。
また、チュニジアやエジプトであった民主化運動と同じ手法が米国でも起きているとの認識を示し、
「運動はフェイスブックやツイッターといったソーシャルメディアを通じて広がった」と指摘。
「米国の草の根レベルで猛烈な怒りがたぎっている」「米国でも何かが起きる機は熟している」と述べた。
米国の19歳から25歳の40%以上は職がない一方で、現在の混乱を招いた「金融界の詐欺師たち」(ラースン氏)は安泰だ。
ラースン氏はこうした米国の状況に、「オキュパイ・ウォールストリート」を合言葉に、ツイッターと雑誌、ウェブサイトで広め、
9月17日から実際の抗議活動を呼びかけた。
当初は「米国内の左翼勢力の結集を促し、(保守勢力の)茶会運動を抑制できれば」と考えていたという。だが今月1日に
ニューヨークで700人以上が逮捕されるまでに運動は拡大した。
今月6日にはワシントンで抗議デモが行われる。15日にはスペインやフランスなど欧州でも予定。11月上旬にフランスで
開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議に向けて「世界規模で運動が展開することを期待している」と語った。
ラースン氏はエストニア生まれのカナダ人。1960年代に市場調査会社を日本で起こした後、70年、バンクーバーに移住。
89年に「アドバスターズ」を創刊した。同誌は隔月発行で芸術家や環境問題などの活動家に発言の場を提供している。
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