11/10/04 23:18:28.80 0
佐藤優氏の意見はナンセンスなものが多いが、彼の専門の外交については的確だ。
今週のブログ記事では、韓国が「慰安婦」の問題を国連に提起しようとしていることに
外務省が警戒するよう呼びかけている。
当ブログでも、4年前に安倍政権でこの問題が再燃したとき取り上げ、膨大な
コメントがついたが、初めに結論ありきの某弁護士以外は、全員が「慰安婦の強制連行」
を否定し、誤報によってこの問題の火付け役になった朝日新聞も、強制の証拠を出せなかった。
これは今では韓国人でさえ認めている歴史的事実であり、論じるまでもない。
問題は、韓国がまたこれを政治的に利用しようとしていることだ。これは韓国の
憲法裁判所が政府の「不作為」を憲法違反とする判決を出したためのアリバイ作りという
印象が強いが、また嘘つきのノリミツ・オオニシ記者などの海外メディアが、この問題を
おもしろ半分に取り上げるおそれが強い。この国際的な誤解は、最強硬派の安倍元首相でも
解くことができなかったので、野田首相には不可能だ。
日本がアジアに対して侵略戦争をしたことも、公娼(当時は売春は合法だった)の経営に
関与したことも事実だが、軍が娼婦を拉致したなどという荒唐無稽な話が世界史に残されて
よいはずがない。解決手段は、最初に嘘をついた朝日新聞が誤報を認めることしかないが、
これも彼らが「強制があったかどうかは大した問題ではない」などと開き直っているので、
もう無理だろう。
この問題は、朝日新聞の無責任な体質をよく示している。軍が武力を使って性犯罪を
行なったという話は、人々の好奇心をかき立てて新聞は売れるだろう(当時、男性の強制連行を
取り上げた私の番組は話題にもならなかった)。それが嘘だと判明しても、訂正も謝罪もしない。
このときの責任者、外岡秀俊編集局長は私の記事を読んだそうだが、何も答えないで退職してしまった。
朝日の記者によれば、彼は個人的にはまずかったと思っているようだから、せめて個人ブログで
この問題に答えてはどうだろうか。
ソース:URLリンク(news.livedoor.com)
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