11/10/04 18:38:18.37 rnxgCzBiO
>>530
★エンタメ(娯楽)ではなくなった日本コンテンツ
■1990年代までのJ-POPの栄光が指す方へ進んだのは、J-POPではなくK-POPだった
K-POPブームを「韓国の国策による文化侵略」という評価は間違い。
人気のあるK-POPは、数年~十数年前のJ-POPに通じるものが多い。例えば、MAXやサザン等の楽曲に通じる部分が多い。
それは、1990年代までのJ-POP栄光の系譜に飢えている、バブル世代やそれより上の世代には心地良いもの。ただ、ただ、純粋に…。
■韓国ドラマもそう
演出手法(臨場感を出すためにわざとカメラの手ブレをする。カット割りの多さなど)やストーリー、それを表現する小道具がどんどん先進・先鋭化して、
非エンタメ化し、視聴者を置き去りにしている日本作品に対して、韓国作品はノスタルジックな感情を刺激し、昔のトレンディドラマみたいなカット割りで手ブレもない。
■つまり…
「韓国文化が日本文化を侵略」「韓国の独自文化をリフレインしたゴリ押しで、日本国民の深層心理に埋め込んでいる」という大層というかお粗末な話ではなく、
「相手国の文化的な下地を勉強して、商売を成功」「日本人が過去に熱中した大衆文化・ノスタルジーに訴えかけるマーケット戦略に過ぎない」という評価が妥当。
■映画「三丁目の夕日」が成功を収めた理屈と同じ
NHK朝ドラもそう。現在をテーマにした作品は不評で、懐かしい昭和、特に戦中・戦後の時期を舞台にした作品(「ひまわり」、少し昔なら「あぐり」など)が好評。
現代を時代背景にして成功したのは「ちゅらさん」だが、舞台は本島ではなく「沖縄」。本島の人からすれば、異国情緒溢れる観光地と映る。韓国ドラマでの韓国と同じようなもの。
大河ドラマは、合戦ばかりの「風林火山」、汗臭い男ばかりの「龍馬伝」は、視聴率は不評。
一方、少女漫画や少女漫画を参考にした韓国ドラマみたいに、主人公の姫とイケメン男性との「恋愛」をテーマにした「篤姫」の方が、視聴率が良い。
篤姫みたいなスイーツ大河ドラマが増えた背景には、かつて20~34歳で恋愛トレンディドラマを見ていた世代が35歳以上になり、その世代にウケているからだろう。