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初乗り運賃200円の大阪市営地下鉄で1日、隣の駅までの乗車なら実質半額にするキャンペーンが始まった。
市交通局の外郭団体発行のICカード「OSAKA PiTaPa」(発行枚数約31万枚)利用者のみ対象で、
平松邦夫市長が発案。橋下徹・大阪府知事は「選挙目当ての割引だ」と批判し、地下鉄の民営化を主張する。
地下鉄運営の在り方は11月27日に想定される知事・市長のダブル選で争点の一つになりそうだ。
市営地下鉄は02年度のピーク時に2933億円あった赤字を、昨年度の決算で、全国の公営地下鉄では初めて
解消する見込み。それを受け、平松市長が昨夏、1駅100円とするアイデアを披露。「市民に見える形で
サービスを充実させたい」と話していた。
市交通局が検討したところ、利用者全員を半額にすると年間60億~70億円の減収になり、改札機の更新も
必要となることが分かった。そのため「OSAKA PiTaPa」の利用者に限り、ポイントで還元する方式での
実施を決めた。この方式なら約6000万円の費用ですむという。
しかし、橋下知事は1駅100円を「しょうもない案」と批判する。民営化について「何倍、何十倍も黒字になる。
ありとあらゆるサービスが充実する」とメリットを強調。平松市長はこれまで、将来的に民営化することを否定は
していないが、当面は公営企業として黒字の還元を目指す考えを示している。
一方、利用者からは民営化の争点化に期待する声も上がる。OSAKA PiTaPaの利用者で、よく梅田に
買い物で訪れるという東大阪市の大学生、上田知佳さん(21)は「1駅だけ乗ることがほとんどないので、
あまり恩恵がないかも」と漏らす一方、「(選挙で争点になり)料金が下がるならうれしい」。通勤で市営地下鉄を
利用する大阪市住之江区の会社員、山中厚子さん(52)はキャンペーンは知らなかったと言う。「OSAKA
PiTaPaを持っていないので残念ですが、利用者に還元するのは良いこと」と話す。
(>>2-10につづく)
▼毎日jp(毎日新聞) [2011年10月1日 13時05分(最終更新 10月1日 15時41分]
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