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３０日午後４時半ごろ、福岡市東区多の津４丁目の路上で、指定暴力団九州誠道会（福岡県大牟田市）
幹部が銃撃された。幹部は足や肩を撃たれ重傷。県警は、同会と指定暴力団道仁会（同県久留米市）の
抗争事件とみて、銃刀法違反（発射）や殺人未遂容疑などで捜査している。県内で起きた発砲事件は
今年１６件目。
県警によると、撃たれたのは九州誠道会の馬田竜剛（まだりょうご）幹部（４２）。県警によると、知人宅を
出て、路上に止めた車に乗り込もうとした際、車の陰から出てきたサングラスの男に右太ももと左肩を撃た
れた。さらに逃げようとしたところを背後から尻に１発撃たれ、近くの川に飛び込んだ、と話しているという。
馬田幹部は男を「知らない」と説明。現場に薬きょうが残っていないことから、県警は男が待ち伏せして、
回転式拳銃で３発撃ったとみている。また、馬田幹部の車の前方に止まっていた佐賀ナンバーの黒い
軽乗用車が発砲後に走り去っており、県警はこの車の行方を追っている。車には少なくとも男が２人
乗っていたという。
事件直後、近くの女性（５９）が、不審な男が走り去るのを目撃した。女性によると、男は大柄で黒とオレンジ
色のジャージー上着と黒のハーフパンツ姿、首に白いタオルを巻いていたという。
誠道会と道仁会をめぐっては、９月１９日に熊本市のアパート玄関先で道仁会系組員が銃撃されるなど、
福岡、佐賀、熊本各県で抗争とみられる事件が相次いでいる。
ソース 西日本新聞 2011年10月1日
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誠道会幹部が銃撃された現場を調べる捜査員＝３０日午後５時３７分、福岡市東区
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