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原発事故から続く、人類史上初の壮大な人体実験進行中。
チェルノブイリ事故では、土壌の汚染状況に応じて4段階で居住区域などが制限された。
最高レベルの「居住禁止区域」は、1平方メートル当たりの汚染濃度が148万ベクレル以上で、住民は直ちに強制避難し、立ち入りを禁止された。
2番目の「特別放射線管理区域」(55万5000ベクレル以上)は住民に移住の義務が課せられ、農地利用を禁じられた。
3番目の「高汚染区域」(18万5000ベクレル以上)は住民の移住の権利が認められ、
4番目の「汚染区域」(3万7000ベクレル以上)は不必要な被曝(ひばく)を防止するための措置が講じられた。
この区分に調査結果を当てはめると、例えば東京・江戸川区臨海町や、千葉・松戸市の紙敷と松戸、茨城・取手市藤代はそれぞれ「高汚染区域」に相当。
埼玉・三郷市早稲田は、2番目の移住レベルに匹敵する値だ。他の地域でも「汚染区域」レベルの土壌が見つかっており、首都圏が広範囲にわたって「まだら模様」に汚染されている実態が分かる。