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通勤電車内で女子高生の胸を触ったとして、男が強制わいせつ容疑で逮捕された。
女子高生から「痴漢!」と叫ばれた男は線路上を逃走し、身柄を確保されたという。
「痴漢と間違われたら逃げろ」という痴漢えん罪の“セオリー”を実践したとみられるが、
もし本当にやっていないのなら、こうした「全力逃走」は自分のクビを締めるだけだ。
29日午後6時45分ごろ、神戸市須磨区のJR山陽線須磨駅で、普通電車から降りた男に
対し、乗客の女子高生(16)が「痴漢」と叫んだ。男は線路に飛び降りて逃走。ホームにいた
男性2人が追いかけ、約150メートル先の踏切から外に出た道路上で男を取り押さえた。
須磨署は強制わいせつの疑いでこの男(42)を現行犯逮捕。電車は約6分間、運転を見合わせた。
男の調べはこれからだが、「痴漢」と叫ばれて逃走した行為は正しかったのだろうか?
実は、痴漢えん罪に関しては2008年4月、テレビ番組で人気弁護士が「痴漢に間違われたら
全力で逃げろ」と勧めており、それが一種の“対処法”として流布している。
だが、“大逃走”のあげく、電車も遅らせてしまった男の行為が「正しい」とは、常識的には考えられない。
えん罪事件に詳しい元検事の中村勉弁護士も、「痴漢えん罪に巻き込まれた対応としては
正解ではない」と明言する。
「現場から逃げるという選択は、『逃げ切ったら証拠がないから捕まらない』というだけで、
殺人事件でも同じこと。刑事手続き上の心証は非常に悪く、起訴後も保釈されずに勾留されます。
警察には『やっていない』ときっぱり主張し、一刻も早く当番弁護士を呼ぶこと。
裁判で『黙秘したのか』と問われないためにも、必要以上に黙秘権を行使することも避けたほうがよいでしょう」