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・ソフトバンクモバイルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)4」の
販売が急減速している。最近はシェア2割を切り、国内スマホ市場で3位に甘んじている。
米アップルが10月初旬に発表するアイフォーン5を、KDDIが国内販売するという報道後、
さらに減速。同社の株価も急落する苦境に立たされている。
「報道の後、新規加入がピタッと止まった」。
そうアイフォーン4の販売鈍化を嘆くのはソフトバンクの中堅社員。KDDIが販売するなら、と
様子見を決め込む待機組が急増したとみている。
もちろん、夏場から話題になっているアイフォーン5の発売が間近に迫ったことで、買い控えが
じわじわ響いていることやNTTドコモやKDDIの新機種攻勢も背景にある。しかし、「ソフトバンクの
独占崩壊」によって、スマホ市場を牽引(けんいん)してきたアイフォーン4の人気が色褪せたのは
否めない。
民間調査会社のBCN(東京都千代田区)によると、国内スマホ市場でのアイフォーン4のシェアは
5月に34%でトップだったが、8月以降は20%を割り込み、9月19~25日の週は17.2%で3位。
トップのソニー・エリクソンとは9.9ポイントも差が付いた。
「KDDIもアイフォーン5販売へ」と報道された22日、ソフトバンクの株価も前日比320円安の
2282円に急落し、その後も続落。28日には前日比81円高とやや持ち直したが、9月の最高値
2770円に比べると556円の大幅安だ。
「回線品 質のいいKDDIがアイフォーン販売に乗り出せば、大量にユーザーが流れる可能性が
大きい」(外資系証券会社アナリスト)ことが懸念材料となって売られたためだ。
ソフトバンクは29日、秋冬商戦向けの新型スマートフォンを発表するが、アイフォーン5の
国内販売は10月中旬以降になる見通し。MM総研の横田英明取締役は「大きな影響が出るのは
これから。ソフトバンクの孫正義社長が29日にどんなコメントを表明するかで市場が大きく動く」と
予想する。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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