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★生肉新基準 業者向け説明会ガラガラ
写真 空席が目立った説明会場(28日、富山市婦中ふれあい館で)
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10月1日から生食用肉の提供に義務づける厚生労働省の罰則付き新基準が施行されるのに向け、
富山市保健所が28日、食肉関連業者向け説明会を開いた。約1200業者に案内したが、
63業者しか集まらず、会場は空席が目立った。新基準の内容が厳しく、準備期間も短いとして、
同1日以降も生食肉の提供を断念する業者が多いのではないかと、同市はみている。
新基準は、富山、福井両県で死者4人を出した「焼肉酒家えびす」(解散・清算手続き中)での
ユッケによる食中毒事件を受けたもの。ユッケや牛刺し、牛たたきなどは、表面から1センチ以上を
温度60度で2分以上加熱殺菌した生肉を、店が提供することが義務づけられている。
違反した場合、営業停止などの行政処分や、悪質なケースで2年以下の懲役または200万円以下の罰金の刑事罰が科される。
しかも、この加熱殺菌処理は、牛を解体した後の枝肉状態からブロック状に切り分けた後、
速やかに実施することが求められている。同市保健所では、店単独で行うことは難しく、
枝肉から切り分けて店に納入している卸加工業者の作業になるとみており、説明会では、
「枝肉をつるして加工でき、肉の温度が10度を超えないように管理できる設備を持った業者に限られる」として、
1日以降も生食用肉がほとんど出回らないとの見方を示した。
同市保健所は28、29日に説明会を設け、焼き肉店やスーパー、ホテル、卸業者など対象となる
計約2400業者のうち、28日は約1200業者に案内していた。
担当者によると、事件後、生食用肉の取り扱いを中止した店から「今後も出す予定がないので欠席する」という
連絡が複数入っているといい、「すでに提供を諦めた店が多いのではないか」とみている。(続く)
讀賣新聞 URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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