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慣例すぎる機密費の消費
渡した、もらった 当事者語る
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武村正義 元官房長官
「外遊する国会議員へのせんべつが多かった。これは以前からの慣例だった。韓国なら30万円、アジア諸国なら50万円、ヨーロッパは100万円とランク付けして渡した」
（「しんぶん赤旗」日曜版11月22日号）
海江田万里 民主党選対委員長代理
「中国に5人ぐらいで行ったときですけど、ひとり10万円ぐらいでしたか。武村（正義官房長官）さんから、人数分もらった。みんなに（せんべつ）くばって、おみやげ買ってくる」
（TBS系「サタデーすぽっと」11月21日放映）
石橋ゲル 自民党政調会長
「昔は景気よく（外遊のせんべつに）配った。随行員の（宿泊ホテルの）グレードをあげることに使う」（TBS系「サタデーすぽっと」11月21日放映）
野坂浩賢 元官房長官
「最も使い多い道はせんべつだ。国会議員が海外視察に出かけるときに使った。若い議員には30万円ぐらい、委員長になると100万円ほどになる」
「せんべつを受け取る人は与野党問わない。だが、共産党は呼んでも取りに来ない」
「3回ほど与野党の国会対策委員会幹部に渡したことがあった。法案通過だったか難しい政局を乗り切ろうとしてだ。1回当たり500万円ぐらい」（01年1月26日付「朝日」）
塩川正十郎 元官房長官
「野党対策で使っていることは事実です。現ナマでやるのと、一席設けて代をこちらが負担するとか」
「総理が外遊で海外に行くから、その費用は外務省のある枠内から持ってこいよと」（テレビ朝日系「サンデープロジェクト」01年1月28日放映）