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菅直人前首相の資金管理団体が、日本人拉致事件容疑者の長男が所属する政治団体「市民の党」
（酒井剛代表）の派生団体に計６２５０万円の巨額献金をしていた問題について、野田佳彦首相は２６日の
衆院予算委員会で「党としてどうの、ということは考えていない」と述べ、今後民主党としての調査は
行わない姿勢を示した。自民党の稲田朋美議員への答弁。
野田首相は調査を行わない理由について、「（菅前首相が）説明責任を果たされてきていると思う」などと繰り返した。
予算委で稲田議員は、献金の原資が民主党の資金だったことを指摘。菅前首相側が「市民の党」の
派生団体に５千万円を寄付した平成１９年当時の民主党財務委員長が山岡賢次国家公安委員長だったとし、
「疑惑の献金当時の『金庫番』に、国家公安委員長や拉致担当相がつとまるはずがない」と追及した。
これに対し、山岡氏は「質問の趣旨が良く理解できませんが、法令にすべてのっとって、適正的確に職務を
遂行してきた」とだけ述べた。
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URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)