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【ワシントン=芳村健次】安住財務相は23日夜(日本時間24日午前)、2008年秋の金融危機と現在の
欧州財政危機を比べ、「深刻度が増している」と述べ、「リーマン・ショック」を上回る危機になりかねない
との認識を示した。
訪問先のワシントンで記者団に語った。
08年秋の金融危機は米リーマン・ブラザーズの経営破綻がきっかけになった。現在はギリシャの国家財政が
破綻の危機に直面し、世界経済を揺るがしている。安住財務相は、「リーマン・ショックは一企業の危機を
国家がどう救済するかだったが、今回は国の債権そのものがどうなるかだ」と述べた。22日閉幕した主要
20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議について、「出席した大臣の半分以上が08年も出席
していた」と指摘。会議の様子について、他国の大臣から、「(08年秋の)あの時と同じようなものを
見ている。デジャブ(既視感)だ」「(リーマンショックという)前回以上だ」との発言が相次いだという。
その上で、「財政再建は避けて通れないと発言する財務相が多かった。ギリシャの問題をきっかけに各国が
財政問題に非常に重きを置き始めた」と述べ、日本も財政再建に取り組む考えを強調した。
▼YOMIURI ONLINE(読売新聞) [2011年9月24日11時51分]
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