11/09/24 06:53:33.20 JrTxe9kM0
>>105
違うんだよw そもそもエルサレムと呼ばれる地域は複数の宗教の聖地と
して崇められていた。
ユダヤ教、イスラム教、そして後のキリスト教だ。ユダヤ教徒はイエス・
キリストを救世主とは呼ばず「ユダヤ教の一預言者」とする人達も存在する。
ユダヤとイスラムの聖地だったので各地からの巡礼があった。
巡礼者は「どっちの宗教、どんな宗派」でも優遇された。杖さえ持って
出かければ排斥は受けなかったの。昔は旅そのものが危険でよ。旅先で
行き倒れとか強盗に遭うなど命がけだったので、聖地を目指す巡礼者は
貴いものとして、エルサレムに入る道筋の宿や聖地でも、差別や攻撃は
されなかったの。
変わったのは中世以降のヨーロッパだよw ヨーロッパの貴族や馬鹿教会
が金目当てで十字軍って名前の略奪部隊を組織したの。名目は異教徒から
聖地を取り戻せだけど、元々、聖地は誰のものでもなかったの。
食いっぱぐれてた次男三男とか、荘園が得られなくなった貴族や欲深い
教会が「海外で強盗やって一旗揚げようぜ!」で行なった強掠が、本来は
中の良かった宗教間にひずみを生んで根深い闘争と恨みの原点となった。