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最近、日本では韓流ブームへのバッシングが話題になりましたが、中国のメディアにも
この件は注目されていて、ぼくもコメントを求められることがあります。中国でも韓流
ドラマは人気がありますからね。
フジテレビを擁護するわけではありませんが、この問題についてまず確認しておきたいのは、
テレビ局は「韓流ドラマは視聴率が取れる」から放送しているということ。ビジネスとして
視聴率が取れそうな番組を選び、スポンサーを獲得するというのは当たり前のことです。
それを行き過ぎたナショナリズムというのか、ただ韓流が気に入らないからやめろというのは
腑に落ちません。文句を言うのはかまいませんが、どうせならテレビ局の社長に直談判すればいい。
その際には必ず「自分たちでいいモノを作ったから、韓流をやめてくれ」と、代案を持って
いくべきです。単に批判だけするのでは筋が通りません。「だったらおまえがやれ!」という話ですよ。
日本には独自の文化があって、ぼくはそれを愛し、誇りに思っています。一方、韓国の文化が
日本に入ってくるのも歓迎です。韓国文化の流入は、日本にとってもいい刺激になるはずだからです。
おそらく今回の件で声を上げている人たちは、自分たちの文化に自信がないからこそ過剰に
反応してしまっているのではないでしょうか。深層心理で脅威を感じるからこそ排他的な思いに
駆られているとすれば、とても非生産的な悪循環です。
島国の日本は“ムラ社会”で、確かに他者を容易に寄せつけない気質もあるとは思います。
ですが、一方で特に明治維新後、欧米から多くの文化や技術を導入し、発展した歴史があるのも事実。
これからも他国の文化を素直に受け入れることができれば、きっと次のステップが待っていますよ。
少子高齢化や経済力の低下などで今後、日本は厳しい国際競争を強いられることになります。
今こそ必要なのは、近隣諸国に敬意を払い、しっかりと手を結ぶこと。ただ手を結ぶのではなく、
「共同作業のなかに競争原理を持ち込む」ことです。場合によっては、逆に「競争原理に共同作業を
持ち込む」こともあるでしょう。
>>2以降に続く
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