11/09/21 18:54:51.66 0
原発と核―。この問題に対して沈黙を守る政界において、唯一、持論を展開しているのが、
石破茂政調会長である。防衛庁長官、防衛大臣を歴任した石破氏に「原発と核を
巡る問題点」を聞いた。
* * *
―日本以外の多くの国では、原子力政策と核政策はセットとなっており、本来、切り離す
ことができない問題です。しかし、日本においては、核アレルギーもあり、これまで論争自体が
避けられてきました。その流れの中で、今回の脱原発論争からも核問題は抜け落ちていますが、
石破さんのお考えは?
石破:私は核兵器を持つべきだとは思っていませんが、原発を維持するということは、
核兵器を作ろうと思えば一定期間のうちに作れるという「核の潜在的抑止力」になっていると
思っています。逆に言えば、原発をなくすということはその潜在的抑止力をも放棄することになる、
という点を問いたい。
そもそも、核兵器とはそんなに簡単に持てるものではない。確かに、広島、長崎に原爆が
投下されてから66年が経ち、技術理論自体は賢い学生なら作ることができるくらいまで普遍化
しているそうですが、実際には膨大な設備や技術が必要ですし、兵器としての信頼性を
確認するには実験もしなければいけない。日本の場合、どこでそのような実験をするのか。
実際にやるとなるとかなり難しい問題に突き当たる。
また、国内での議論を経て日本も批准したNPT(核拡散防止条約)は「核のアパルトヘイト」
と言われるように、米国、ロシア、中国、英国、フランスのみに核保有を認める不完全な体制だが、
特に日本やドイツに核を持たせないことを一つの主旨としている。
>>2以降に続く
ソース:URLリンク(www.news-postseven.com)