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シリアのアサド政権が反政府デモに対する厳しい弾圧を続けるなか、シリア軍の元関係者がNHKの取材に応じ、軍の内部で、
デモに参加している市民に無差別に発砲するよう、命令が出されていることを明らかにしました。
シリアでは、アサド政権が反政府デモに対する厳しい弾圧を続けており、16日も中部のハマなどで、軍の戦車が住宅地を砲撃するなどして、
この2日間で新たに38人が死亡しました。アサド政権が外国メディアの入国を規制するなか、NHKの取材班はこのほど、
隣国のレバノンの村でシリア中部から逃れてきた人々から証言を得ました。このうち、デモに参加していた息子2人を殺害されたという夫婦は、
「当局から遺体を引き取るよう呼び出され、軍ではなく反政府勢力による発砲で死亡したという、偽りの書類に署名させられた」と述べ、
政権側が弾圧を隠ぺいしているとしています。また、軍を離反したという元兵士は、「軍の内部では、デモの参加者は全員テロリストで、
女性や子どもも爆弾を隠し持っている恐れがあるので、ためらいなく発砲するよう、命令されている」と述べ、
デモ参加者には無差別に発砲するよう、命令されている実態を明らかにしました。人権団体によりますと、
一連の弾圧で2600人以上が死亡し、このうち300人以上は女性や子どもと見られています。新たな証言からは、
孤立を深めるアサド政権が、反政府デモの広がりを食い止めようと、徹底した弾圧を続けている実態が伺えます。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)