11/09/17 22:24:23.67 0
室町時代の明応東海地震(1498年)で、静岡県沼津市では津波が
約36メートルまで遡上した可能性があることが、東京大学地震研究所の
都司嘉宣准教授らによる調査で明らかになった。
新潟市で開催中の歴史地震研究会で17日、発表した。
国の地震調査研究推進本部によると、明応東海地震はマグニチュード8・2~8・4。
静岡地方の津波による死者は約2万6000人と推測されている。
都司准教授らは、同地震の津波でヒラメがあがったという伝承が、
沼津市戸田地区の平目平に残っていることに着目。現地で測量を行い、
海抜36・4メートルまで津波がさかのぼったと考えられると結論づけた。
静岡県の津波対策はこれまで、1854年の安政東海地震をもとに行われてきたが、
都司准教授は「明応の津波は、安政の3倍程度高い。1000年に1度の津波でも
人命を守るには、明応の津波を考慮して避難所を設定すべきだ」と、見直しを求めている。
(2011年9月17日12時32分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)