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★チェルノブイリ被災の子ども 「被ばく心配」来日中止
・永江さんが代表を務める「日本ベラルーシ市民友好協会」が、1993年から、
健康回復を図る目的で子どもらを招いてきた。永江さんの北海道旭川市の自坊に
1カ月ほど滞在し、京都では西本願寺への参拝や市内の中学生との交流をしてきた。
永江さんによると、3月の福島原発事故後、活動に協力してきた現地の人から
連絡があった。「被ばくした体の健康回復のために、被ばくした国に行くとは思わない」と
言われた。日本に来ること自体が、彼らには「二重被ばく」につながると認識されている
ことに気付いたという。
ベラルーシ出身で長年通訳をしてきたオレーグ・バルシャイさん(56)=千葉県=によると
「海外では、原発事故を大げさに報道されていた」と報道の影響があると見る。
永江さんは、20回目の招待となる来年が最後と決めていたが、福島原発事故が
いつ収束するとも分からない。「フクシマはまだ終わっていない。原発事故が収束したら、
来年は子どもたちが日本に来てほしい」と無念さをにじませた。
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