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東京電力福島第一原発から北西に帯状に延びた高濃度の放射能汚染地帯は、3月15日午後の気象条件が
重なり形成されたことが日本原子力研究開発機構の解析でわかった。2号機の事故で放出された大量の
放射性物質が雨で地表に落ちた。降雨がなければ、汚染度は大幅に低くなったという。
北西の帯は原発から約40キロの長さで浪江町、飯舘村周辺。政府が今月1日に公表した線量調査でも、
高線量地域は北西方向と原発周辺に集中していた。最高(地上1メートル)は警戒区域が
大熊町夫沢(原発から南西約1キロ)の毎時139マイクロシーベルト。計画的避難区域では、
浪江町昼曽根(同北西約22キロ)で毎時41.3マイクロシーベルトだった。
チェルノブイリ原発事故の強制移住対象となった汚染レベルでみると、該当面積は東京都の4割、
800平方キロメートルに及ぶ。
同機構の永井晴康・環境動態研究グループリーダーの推定では、大量の放射性物質が事故で2号機から
放出されたのは3月15日の午前7~同11時と、午後1~3時の2回。特に午後の2回目の放出ではガス状の
放射性物質などが集まった放射性プルーム(放射性雲)が、西から次第に北西方向へ流れた。
県内各地で線量が上昇。夕方には飯舘村(原発から北西約39キロ)、福島市(同約63キロ)でも上がった。
このときに雨で放射性物質が地表に落ち、帯ができたと見られる。気象庁によると、飯舘村では午後5時
から約半日、1時間あたり0.5~1.5ミリの小雨が観測されている。機構の午後6時の降雨分布の解析でも、
北西方向では多くで雨が降っていた。
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