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(>>9の続き)
政治評論家の浅川博忠氏は「公明党としては自民党との選挙協力を約10年続けてき
たが、前回選挙で党代表までが落選し、『失うものが多かった』『自民党に利用され
た』という評価が高まりつつある。次の選挙では、みんなの党に第3党を奪われかねな
い心配もある。定数是正と選挙制度改革は党利党略が絡み、そう簡単ではないが、民主
党が『一緒に検討しよう』というだけで、公明党は乗りやすくなる。次の選挙は自民党
が勝ちそうなため、公明党もまだ両にらみだろうが、民主党としては、自民党と公明党
にクサビを打ち込むだけでも成果は大きい」という。
これと符合するのか、公明党の井上義久幹事長(64)は4日、公明新聞のインタビ
ューで「(野田首相の)政権運営を厳しくチェックする」といい、こう続けている。
「衆参両院の『1票の格差』の是正も喫緊の課題です。選挙制度についても一刻も早
く、各党協議の場を設け、議論を始めなければなりません」
山口氏も6日夜、BSフジの番組で「民意が正しく反映する、そういう選挙制度を目
指すという大きな議論を行うべきだと思っている」といい、「テーマによって協議をし
て合意をつくる。この実績を積み上げることが、次の展開につながることになる」と語
った。
これらは、一種のメッセージではないのか。
気になる動きも発覚した。民主党最大の支持組織である連合の古賀伸明会長と、公明
党の山口代表が5日夜に都内で会談していたのだ。古賀氏は「さまざまな面で支援をお
願いしたい」と述べ、野田首相の政権運営に協力を要請した。
公明党関係者は「野田首相の謙虚な言動は、わが党の支持者、学会の方々も親しみを
感じやすい。前首相のような傲慢でペテン師的な態度は絶対にダメだ。そもそも、小
沢、鳩山、菅のトロイカは『学会批判』をした過去がある。野田首相はしていない。こ
れは極めて大きい」という。
「どじょう宰相」は、したたかに“大化け”を狙っている。
(以上)