11/09/07 06:59:12.30 uOuIqtTD0
>>163
それなりに高収入で、貯えもそこそこあって、後はノンビリと「自然」の中で暮らしたいという、身勝手な中高年にありがちな感覚で、日本国を運営している。
そのような覚悟なき「反近代」が多くの生命を奪うということは、「脱ナントカでポルポト化する日本」 にも書いた通りだ。
この「反近代」という魔物をめぐって、私が最近気にしていたのが、筑紫哲也氏の相続税問題である。
2008年に亡くなった筑紫氏が、相当額の蓄財をしていたことが、この問題をきっかけに改めてわかった。
申告漏れ分だけで7000万円なのだから、遺産総額はその何倍にもなるだろう。
現役時代は市場経済で多額のお金を稼ぎ、これだけの遺産を残した筑紫は、皮肉にも「反経済」や「反近代」の思想を売ることで、経済的な成功を収めた。
筑紫氏は、自身のニュース番組で、ずばり「反GDP」や「美しき停滞」と題された論評を行っている。