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日本の経済モデル・社会システムは、氷河期世代を生み出したことによって破綻に向かった。
就職氷河期の四大卒の就職率:文部科学省の統計より
(以下は、最も酷かった時期)
2000年 男性55.0%、女性57.1%
2001年 男性55.9%、女性59.6%
2002年 男性54.9%、女性60.0%
2003年 男性52.6%、女性58.8%
2004年 男性53.1%、女性59.7%
2005年 男性56.6%、女性64.1%
大卒就職内定率の推移(A~Fランまで含む)
・バブル期 250%
・氷河期(94~05年) 55%
・好景気(06-10) 70%
・現在(11~) 62%
求人数過去最低→1996年 39万件
求人倍率過去最低→2000年 0.9倍
就職内定率過去最低→2003年 55%
いびつな年齢構成の例(JR西日本)
URLリンク(www.realcom.co.jp)
氷河期世代は雇用の調整弁に使われたことにより困窮疲弊した。
それが消費低迷、年金破綻、財政破綻、社会不安、少子化猛進などに繋がったのである。
総合研究開発機構(NIRA)の報告書によれば、氷河期世代放置によって77万4000人が生活保護受給者となり、
そのための追加的な財政支出が20兆円にのぼると指摘している。問題の先送りが、より悲惨な様相を呈して来たのである。