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★混乱収拾 国民に期待感
野田内閣の支持率が62・8%と高い数字を記録したのは、民主党内の政争や与野党の対立による
政治の混乱を挙党一致と与野党協力を掲げる野田佳彦首相に収拾してほしいという期待感からだ。
野田政権は閣僚の顔ぶれは地味で、増税など、必ずしも国民受けしない路線を掲げた。
首相自身も「私の見た目がこの通りだから、支持率は上がらない」と予測していた。
にもかかわらず、政権発足直後の調査としては、鳩山内閣(72・0%)は下回ったが、
菅内閣(61・5%)を上回る高い支持率での船出となった。
民主党幹部は「民主党内の足の引っ張り合いにへきえきして、挙党態勢を築いてほしいという国民の思いが表れた」と解説。
ベテラン議員は「今度こそ、民主党政権に落ち着いてほしいという期待がこもっている」と指摘する。
東日本大震災の復興や福島第一原発事故への対応が急がれる中、菅直人前首相の退陣をめぐる政争に明け暮れた民主党や、
「ねじれ国会」で機能不全気味の国会の状況に、国民は政治不信を強めている。
そんな状況を打開しようと、党内融和や野党との連携強化を大きな課題に掲げた首相に対する国民の期待が数字で表れた。
支持理由で「首相を信頼する」を挙げた人が三割に上り、「国民のために泥くさく汗をかく」という首相の人柄も好感された。
ただ民主党は政権交代後、国民の期待を裏切り続けてきた。
調査結果を聞いた首相周辺は「党にとってラストチャンスだ」と語った。
東京新聞 URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)