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相模湾沿岸部などの津波対策の見直しを検討している神奈川県の「津波浸水想定検討部会」が2日、
横浜市内で開かれ、全体像が十分に解明されていない歴史的な地震についても検証し、被害想定を
見直すとした中間とりまとめを了承した。
11月をめどに、新たな被害想定を作成する。
新たに検証する地震は、津波が鎌倉大仏まで至ったとの文献が残る明応地震(1498年)と、揺れは
小さいが大きな津波が押し寄せる「津波地震」に分類される慶長地震(1605年)。史料の分析や
津波による堆積物を調べる地質調査などを行い、これをもとに被害を想定する。
これまで県が浸水予測図を作成・公表している9地震についても、近年示された新たな地震モデルを
利用したり、複数地震の連動モデルの組み合わせを変え、再計算する。
相模湾沿岸の12市町は県の予測図を基に、最大6~7メートルの津波を想定して避難対策を講じているが、
県がこの日示した明応地震についての試算では、鎌倉市で最大10メートルを超えた。同部会の柴山知也部会長
(早大教授)は「想定以上の被害が出た東日本大震災を受け、あまり確かでない地震についても想定する
必要がある。結果を避難計画作りに役立てていきたい」と話している。
ソース
読売新聞 URLリンク(www.yomiuri.co.jp)