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エズラ・ヴォーゲル/橋爪大三郎(2001.04)『ヴォーゲル、日本とアジアを語る』平凡社(平凡社新書)
ヴォーゲル あのね、50年代に、日本文学をやっていた学者は、変人が多いんです。
橋爪 「変人?」
ヴォーゲル はい。はっきり言うと、同性愛の人が多かった。まあドナルド・キーンとか、それからサイデンステッカーとか、
ほとんど同性愛ですね。やっぱり、どうしても多いんですね。
橋爪 「変人」とは言えないと思うけれども……。
でも、なぜ「どうしても」多いのか、わかりにくいですねえ。それは、日本文学に何か、「変人」を惹きつける要素があるのか、それとも、ほかの理由でしょうか?
ヴォーゲル うーん、何かやっぱりね……。
橋爪 三島や川端が、何となくそんなふうに見えるとか?
ヴォーゲル そうそう。
橋爪 『源氏物語』とか?
ヴォーゲル 何かそういう雰囲気が、少しあったんですね。われわれみたいに、社会科学をやっている学者は、そういうことは
ちっともなかったんだが。
橋爪 はい、はい。(pp.107-108)