11/08/31 17:38:52.96 0
>>3の続き
ついこの前まで私たちは、フェイスブックも知らなければツイッターも知らなかった。
それがいまや大流行して、ユーザーは喜んで毎日書き込みをし、つぶやきをしまくっている。
じつは、私は6年前、出版社で編集長をしていたとき、『社員監視時代』という本を出した。
著者は、KDDIの研究員でジャーナリストでもある小林雅一氏。
当時は、メールが急速に普及し、社内コミュニケーションもメールが主流になったときで、
そうした時代には、オンラインで仕事をすると、その記録はすべて会社側に記録されてしまうということを警告した。
仕事ばかりか、ほかの用件でもメールを使えば、社内の人間関係から派閥までわかってしまう。
また、デートや合コンのお誘いはもちろん、取引先との飲み会のセッティングさえ、常に監視される社会になったという現実を描いた。
しかしいまやソーシャルメディア全盛時代になり、プライバシーなどあり得ない社会はどんどん拡大している。
つまり、オンライン生活をするなら、人間というのはどこまでも正直で誠実に生きなければならなくなった。ウソやおふざけなど許されないのだ。
でも、人間というのは、そんなに正直に誠実に生きられるものなのだろうか? 私には、とてもそんな自信はない。
取材・文/山田順