11/08/31 17:38:34.53 0
>>1の続き
その会社は、カリフォルニア州サンタバーバラにある「ソーシャル・インテリジェンス」 Social Intelligenceという会社。
この会社では、フェイスブック、ツイッター、ユーチューブからブログまで、ソーシャルネットワーク上にある特定人物の情報をすべてマイニングし、
履歴書上につくられた人物像ではなく、「本当の人物像」に関するレポートを作成して、依頼から48時間以内に企業に提供しているのだ。
このレポートは人物像を、「判断力に難あり」「犯罪歴あり」「ドラッグ使用歴あり」「暴力的傾向あり」などに分類して評価を行なっている。
アメリカでは、犯罪歴がある者、ドラッグ常習者などはとくに排除されるが、
この調査では、たとえその履歴がなくとも、犯罪やドラッグなどに関して軽率なコメントをしていれば、それも拾われてしまうから、恐ろしい。
そしてさらに恐ろしいのは、こうしたデータから、ソーシャル・インテリジェンス社が、過去より未来を重視している点だ。
つまり、その人物が過去にどうしたかではなく、将来、その会社に利益をもたらすか、それとも不利益をもたらすかを見るのである。
つまり、人物像を重視し、たとえば、こんな言動をしているので「金銭にルーズ」であるとか、
日頃の行動パターンから「酔うと暴力をふるう可能性がある」なんてことを判定する。これは、簡単に言うと未来予測である。
じつはアメリカでは、ネット検索による未来予測は、今後の成長市場だと言われている。
グーグルはCIAと組んで「レコーデッド・フーチャー」 Recorded Futureという会社を設立しており、
ここでは、「時間分析エンジン」を利用して、企業や個人の未来の出来事や行動を予測している。
>>3以降に続く