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菅直人首相の後継を決める民主党代表選が27日告示されたが、県内党員やサポーターが不満を募らせている。「政治
空白を避ける」などの理由で、告示から投開票までわずか3日間の超短期決戦となり、準備期間が必要な党員・サ
ポーターの参加が見送られたからだ。「政治が停滞している時こそ意思表示したかった」。投票権を封印された格好
の党員・サポーターは複雑な思いを抱えている。
「地方を無視している。すごく不満」。昨年9月の代表選では一票を投じた党員の宇都宮市陽南3丁目、自営業鵜
山明さん(54)はいらだちを隠せない。「地方の意見を吸い上げた上で、国会議員の票を積み上げるべきなのに…。
中央重視の姿勢で『何をやっているんだ』という思いだ」
今回は菅首相が任期途中で辞するため、党規約にのっとって代表選は簡略化することができ、国会議員の投票だけ
で決める。だが、震災復興や放射能問題など重要課題への対応を託す後継首相選びに参加できない党員・サポーター
からは、不満の声が相次ぐ。
那須塩原市上厚崎、会社員成瀬康之さん(46)もサポーターに投票権がないことに「国民不在の代表選。誰がなっ
てもいいし、誰がなっても変わらないと思う」と切り捨てる。
選挙期間についても「各候補が何をしたいのか政策が見えない。3日間では短すぎる」とし、辞任時期をめぐり発
言が二転三転した菅首相を引き合いに「せめて言ったことがぶれない人が選ばれてほしい」と強調する。
サポーターの小山市、会社員男性(45)は「非常事態だからやむを得ない部分はあるが、市民の声を聞いてほしか
った」と複雑な表情を浮かべ、「これまではもめ事ばかり。党が一つになるべき。国会議員はどこを向いているの
か」と今後の党運営に注文を付けた。
足利市朝倉町、会社員吉田満さん(55)も「できれば投票し、後継首相選出に参加したかった」と残念そう。「国
会議員だけで選ぶなら、早く決めて復旧・復興にすぐに取り組んでほしい」と望んだ。
ソース
下野新聞 URLリンク(www.shimotsuke.co.jp)