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環境省は27日、東京電力福島第1原発事故で放射性物質に汚染されたごみの焼却灰のうち、
これまで一時保管するよう求めていた放射性セシウムが1キロ当たり8000ベクレルを超える
ものについて、10万ベクレル以下の場合は一般の最終処分場での埋め立てを容認する方針を
決めた。地下水への汚染防止策などを講じることで、安全な処理が可能と判断した。
具体的には、焼却灰をセメントで固めたり、屋根付きの処分場を利用したりすることで水との
接触を防ぎ、セシウムが流出しないようにする。埋め立て後は、処分場の排水や周辺の地下水の
監視などを行う。
同省はこれまで、8000ベクレル以下を埋め立て可能とし、この基準を超えたものは、
処分方法が決まるまで一時保管する方針を示していた。10万ベクレルを超える灰の扱いは、
周囲をコンクリート壁で覆った産業廃棄物用の「遮断型最終処分場」への埋め立てを軸に
検討する。
▽時事ドットコム
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