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・「お母さん、私は党代表選挙戦出馬を決心しました。人々の関心が集中しお母さんに
また申し訳ないことがたくさんあるかも知れません。迷惑をかけることになりそうで申し訳ない」
日本の次期首相職がかかった29日の民主党代表選に出馬する前原誠司前外相が、
25日に在日同胞チャンさんに電話をかけ了解を求めた。自身の出馬宣言により普段から
母親のように慕っているチャンさんが政界の攻撃に苦しめられることはないだろうか懸念してだ。
次期首相候補最有力とみられる前原氏は外国人のチャン氏から2005年から受けていた
25万円の政治資金が問題になり3月に外相職から退いた。このため党代表選にも
出ないことにした。しかし最近になり党内の力学構図により押されるように出馬を決心した。
選挙戦過程でまたチャンさんの政治資金をめぐる問題が表に出てくる状況に置かれたのだ。
25日に中央日報特派員とのインタビューの途中、チャンさんは前原氏からかかってきた
電話を受けた。チャンさんは「大丈夫、大丈夫。出馬を決心したというからおめでたい。
世論の反応が良く私も気分が良い。首相になったら在日同胞問題もよろしく頼みたい」と話した。
1分間の短い通話だったがチャンさんは感無量な表情になった。
慶尚北道醴泉出身のチャンさんは5歳の時に両親とともに日本へ渡り、京都郊外の山科で
38年にわたり焼き肉店を運営している。30年余り前に中学校2年生の前原氏が店の近所に
引っ越してきて得意客となった。彼はその時からチャンさんを「お母さん」と呼んで慕った。
チャンさんも自身の二男と同い年の前原を息子のように接した。
前原氏は党内最大派閥を導く小沢元代表の反対陣営だ。選挙戦で野田財相を
支援するとみられていた。しかし、野田財相の人気が上がらず、自派議員の間では非主流に
転落しかねないという危機感が高まった。また「大衆的人気が高い前原氏が看板になるべき」
という主張も彼の出馬決心を促した。「小沢変数」があるが前原氏が首相職を握る可能性が
最も大きいというのが日本メディアの分析だ。(抜粋)
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