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第11管区海上保安本部（那覇）の巡視船が24日午前６時16分、沖縄県尖閣諸島の久場島北北東約30～33キロメートルの海域
で中国の漁業監視船２隻を発見した。２隻は一時、日本の領海内に入った。政府は首相官邸の危機管理センターに情報連絡
室を設置し、警戒監視を続けた。
外務省の佐々江賢一郎次官は中国の程永華駐日大使を同省に呼び、「尖閣諸島は歴史的にも国際法上も日本固有の領土である
ことは疑いない」との立場を伝え、強く抗議した。大使は「日本側の申し入れは至急本国に報告する」と答えた。
枝野幸男官房長官は昼の記者会見で「日中間の大局を踏まえた上で中国側には適切な対応を求めたい」と強調。枝野長官による
と、昨年９月の尖閣諸島沖での漁船衝突事件以降、中国船の尖閣諸島接近は12回目。これまでの11回は民間船で、領海侵入もな
かった。漁業監視船は中国政府の船で、政府船舶による領海侵犯は2008年12月以来という。
11管によると、２隻は「漁政31001」と「漁政201」。漁政201を先頭に縦列で航行。午前６時36分ごろから午前７時13分ごろまで
日本の領海内に入った。漁政201は午前７時41分ごろから７分間、再度領海内に入った。巡視船が無線で領海内に侵入しないよう
警告すると、漁業監視船は無線で「魚釣島と周辺諸島は中国の固有の領土だ。中国管轄海域において正当な公務を行っている」
と応答した。
▽日経新聞（2011/8/24 13:32）
URLﾘﾝｸ(www.nikkei.com)
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