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動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」に掲載された動画や音楽データの無料ダウンロードを可能にするサイト
「TUBEFIRE」で著作権を侵害されたとして、日本レコード協会加盟のレコード会社など31社が、同サイトを運営する
企画会社「ミュージックゲート」(東京)にサービスの停止と計約2億3000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に
起こしたことが分かった。
提訴は19日付。同協会は、同サイトの利用者が月約220万人に上っており、多数のミュージックビデオなどが
違法ダウンロードされ、音楽配信事業の発展が妨げられていると訴えている。
原告は日本コロムビアやユニバーサルミュージック、ジャニーズ・エンタテイメント、エイベックス・エンタテインメントなど。
原告側によると、音楽関連ファイルのダウンロードサービスを巡る提訴は初めてという。
訴状などによると、同サイトは2007年に開設された。利用者はユーチューブに投稿された動画を選択した上で、同サイトに
移動して操作すれば、音楽関連ファイルを無料でダウンロードできる。会員登録や専用ソフトも不要で、利用者はダウンロード
したデータを携帯電話や携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」などに取り込めば、いつでも動画や音声を再生できる。
ユーチューブを運営する米検索大手「グーグル」は、投稿された動画を利用者がダウンロードすることを規約で禁じている。
同協会によると、同サイトはユーチューブの動画をダウンロード可能なファイルに複製した上で、利用者に提供する仕組みという。
原告側は訴状で、権利者の許諾を得ずに動画を複製し、不特定多数の人に送信できる状態にすることは、著作権法上の
複製権と公衆送信権の侵害にあたると主張。同サイトが「利用者の違法行為を助長し、音楽配信ビジネスの発展を阻害している」
と批判している。
(2011年8月23日14時30分 読売新聞)
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「TUBEFIRE」の仕組み
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CD生産枚数
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