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▼新藤兼人監督の新作「一枚のハガキ」に、英霊を迎える場面がある。白木の箱に
入っていたのは戦死者の遺骨でも遺灰でもなく、「英霊」と書かれた一枚の紙だった
▼社会福祉法人「新生会」と「青い鳥」の理事長・飯田進さん(88)=横浜市磯子区=は、
これまでに「魂鎮(たましずめ)への道 無意味な死から問う戦争責任」「地獄の日本兵」を
出版。戦死を美化し、先の戦争を正当化する風潮を批判してきた
▼飯田さんは1943年、日本軍が駐留するニューギニアに海軍民政府職員として上陸。
約20万人の日本兵が死んだその島で、現地の男性を殺害。BC級戦犯として重労働20年の
刑を受け、後にスガモ・プリズンに送還された
▼「戦闘で死ぬより飢え死にした兵士の方がはるかに多かった」「兵士たちは、ずさん
極まりない作戦を強いた軍中枢を恨んで息を引き取った。遺骨の多くは、いまだに密林に
埋もれている」「野垂れ死にした兵士を『英霊』と呼ぶのは戦争美化の欺瞞(ぎまん)です」。
自らの罪を告白し、訴え続ける戦場の実態。それをこそ、教科書で次代に伝えるべきではないのか。
ソース:URLリンク(news.kanaloco.jp)