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痔（じ）や便秘の薬を製造・販売しているムネ製薬（本社・淡路市）は、今年３～５月に募集した痔をテーマにした川柳の入賞作品を発表した。
優秀賞は北海道苫小牧市の男性会社員（４６）の「喧嘩（けん・か）して 妻の逆襲 キムチ鍋」が選ばれた。
夫婦げんかの顛末（てん・まつ）と痔の苦しみをユーモラスに表現した内容が高い評価を受けた。
ムネ製薬は２００６年から年１～２回、痔や便秘にまつわる川柳を募集している。今回は過去最高の４８５１句の応募があり、
広告会社のコピーライターが優秀賞１句と入選１０句を選んだ。入選作品は同社のホームページ（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｍｕｎｅ－ｓｅｉｙａｋｕ．ｃｏ．ｊｐ）で見ることができる。
入選の中には「立ち飲みと 聞いて参加に 丸をつけ」（男性公務員、２８歳）や「胃薬と 湿布で挟んで 坐薬（ざ・やく）買い」（女性会社員、２５歳）といった涙ぐましい句のほか、
「妻のよう 当たらずふれず ぶつからず」（男性会社員、５４歳）や「病名が 短い割に 長患い」（無職男性、６０歳）などユーモアあふれる秀句も。
優秀賞作品について、ムネ製薬の西岡一輝・営業本部長（６４）は「キムチのような刺激物は、敏感になった患部に大変な衝撃を与える。
経験者でないと作れない句だ」と解説する。同社は今年６～８月も、同じテーマで川柳を募集している。
朝日新聞
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