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■「日本は輸出依存・輸出立国」と言われるが、取引通貨別で見ると、実は輸出と輸入は半々。
円高で影響を受けるのは、ドル建て。ドル建ては、輸出の50%、輸入の70%。
実は、1円の円高で日本は1000億円くらい儲かる!
輸出に円を使い、輸入にドルを使う企業が多いのだから、円高でメリットを受けている企業の方が多いのは明らか。
◆2010年上半期の貿易取引通貨別比率[財務省]
●輸出 ▽米ドル…48.6% ▽円…41% ▽ユーロ…6.3%
●輸入 ▽米ドル…71.7% ▽円…23.6% ▽ユーロ3.2%
◆GDPに占める輸出依存度
▽日本…たった15% ▽インド…24% ▽中国…37% ▽韓国…55%
日本はすべての輸出がいま止まったとしても、まだ85%が残る計算だから、円高がまったく怖くないと解る。
■では、なぜ、「円高で日本は苦しい」と報道されるのか?
株式市場で占める割合が多いのが、ドル建ての輸出企業だから。輸出企業は10%の円高で、収益が18%下がる。
つまり、テレビ局や新聞にとってスポンサー企業。それだけメディアに対する輸出企業の力は、絶大だということ。
■通貨安で困っても、通貨高で困ることはない。
通貨が安いと悲惨。賃金は上がらないのに、物価だけが上がる。
通貨高なら、ガソリンも電気もモノもみんな安く買え、エネルギーや穀物のインフレを抑制できる。